「鍼灸と接骨と整体って、どう違うんですか?」
このような質問を知人の方から受けたことがあります。
その業種に携わっている方でなければ、たしかに区別しにくいと思います(;^_^A
巷には「鍼灸院」「接骨院」「整骨院」「整体院」「カイロプラクティック」など、
いろんなお店がありますから、
「一体、何が違うの?」という疑問はもっともです。
簡単に言うと、国家資格を持っているかどうか、の違いがあります。
国家資格の代表(よく知られているもの)には、医師や弁護士がありますね。
もちろん国家資格はたくさんあって、他にも税理士、保育士、教育職員など、
身近なところに国家資格を持っていらっしゃる方はいっぱいいるはずです。
※国家資格=「国の法律に基づいて、各種分野における個人の能力、
知識が判定され、特定の職業に従事すると証明される資格。
法律によって一定の社会的地位が保証されるので、
社会からの信頼性は高い。」
↑難しかったら、読み飛ばしてくださいね~^^
つまり、鍼灸院でハリや灸を行っている人は「はり師・きゅう師」という国家資格を持っている人です。
そして、接骨院(「ほねつぎ」や「整骨院」という呼び方もあります)は、
「柔道整復師」という国家資格を持ってる方が施術を行っています。
ややこしいのですが、「整体院」は「整骨院」とは違います。
整体やカイロプラクティックは、
日本では、きちんとした資格(国家資格)がないんです。
(あくまで日本国内の話です。外国は別)
技術を教えてくれる学校やセミナーはあるようですが、
鍼灸師や柔道整復師のように、専門学校や大学に通った上に、
さらに国家試験に合格しないと免許がもらえないということはありません。
なお、お分かりかとは思いますが、「整形外科」の先生は「医師」ですよ。
手術をしたり、薬の指示を出したりするのは「医師」にしか許されてません。
「鍼灸院」と「接骨院(整骨院)」は、免許の種類が違いますし、本来は施術内容も違います。
ただ、「鍼灸師」と「柔道整復師」の両方の資格を持っている方がいらっしゃって、
「鍼灸接骨院」という名前で営業されている方がいるので、
どちらも同じものだと思われる方がいらっしゃっても仕方ないかと(;^_^A
資格の違いはどうあれ、患者サイドの方々からすれば、
「とにかく治るんだったら、なんでもいいわ~」
というのが真実かも!?
「治らなければ、国家資格を持っていようが持っていまいが関係ない」
その通りだと私も思いますよ。
この業界、「治してこそ意味がある」です^^
施術内容の違いや保険取り扱いの違いなど、他にも違いはありますが、
それは今回は省略させていただきます(簡潔にまとめる自信がないです・・・)
とくに施術内容に関しては、コメントしにくい部分もありますので(;^_^A
※施術者の治療方針や技術の差によって、施術内容が異なることも・・・
※最後に、おまけ
当院の施術者が持っている資格は
「はり師」「きゅう師」「あん摩マッサージ指圧師」の3つの免許です(o^▽^o)/
一応、施術室に免許証を置いてあります(邪魔なサイズなので目立たない場所に)(;^_^A
按鍼堂ブログ担当 主人と同じ免許を持ってる☆みっちん☆